2020年4月6日月曜日

新型コロナウイルス緊急事態宣言による、今後の営業についてのお知らせ

【新型コロナウイルス緊急事態宣言による営業のお知らせ】

いよいよ、緊急事態宣言が出されます。
当店としましては、出勤を余儀なくされるお客様に、また当店のスタッフの健康面等に考慮して、今後の対応をスタッフと協議しております。
そこで営業は維持する方向で進めておりますが、時短等の措置を取らせていただき、夜間につきましてはピックアップデリバリーでの対応をさせていただく予定で調整をしております。

尚、細かい内容につきましては、9日木曜日をめどにお知らせさせていただく予定でございます。
また、行政の指導によっては変わる可能性がございますので、変更につきましてはその都度お知らせ申し上げます。

大変ご不便をおかけ致しますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

店長  野崎敬雄

2020年3月26日木曜日

クリーニングで新型コロナウィルスの消毒はできるのか?







日テレビや新聞、ラジオ等で報道されております「新型コロナウィルス」につきまして、多くのお客様から「クリーニングによる消毒はできないのか?」というご質問をいただいております。

  
 すでに店頭でお知らせをしておりますが、コロナウィルスの消毒今のところ出来ないというのが率直な答えでございます。

  実は多方面から消毒に関する色々な情報があるのですが、全てにおいて科学的な裏付けを当店としては確認が出来ないため消毒が出来るとは申し上げることができません。
  菌とウィルスは全く別物で、今回の問題はウィルスをどうするかを考えなくてはいけません。

  今回のコロナウィルスに最も有効な消毒方法は、塩素系の漂白剤に使用されている次亜塩素酸ナトリウムで、これについては科学的にもデータとしても効果は実証されております。
  詳しくお話しますと、12%次亜塩素酸ナトリウムを500~1000倍に希釈したものを使用することで1秒程で不活性化します。
  
これをクリーニングに利用することで今回のコロナウィルスを消毒できる訳ですが、先にお話ししましたように漂白剤として使われている薬品で脱色力もあり又、動物性の繊維に対してダメージを与えやすいというデメリットがあります。
  そのため使用できる衣料が限られてしまうことと、全ての衣料に使用の可否を見極めることが困難なので商業クリーニングの立場としては不向きと考えております。

  ただ一つの考えとして申し上げるのですがこまめな手洗いと同じくこまめなクリーニングで除菌率を高めることができると思っております。

 例年冬になりますといつも感じていることなのですが、気温が低くなって空気が乾燥してインフルエンザやノロウィルスが流行るこの時期に、コートやスーツ等といったいわゆる外側に着る衣料のクリーニング率が低くなってしまうのは衛生的とは言えないのではないでしょうか?

 通勤電車や人ごみで飛沫を浴びても、ウィルスが自然に死滅するまでに手や体に付着する可能性が高くなります。
 手洗い・うがい・マスク・そして身にまとうお洋服の衛生を、どうかこの時期は真剣にお考えいただけたらと切に思っております。

 また、花粉症のシーズンでマスクが全く手に入らず、本当に辛い思いをしているというお話しをたくさんのお客様から伺っております。
 当店は残念ながらマスクのご提供は出来ませんが、現在「傷まないクリーニング」をお勧めしております。
 実はこの「傷まないクリーニング」は、コロナウィルスに対しての威力はあまりありませんが花粉を落とすことについては得意とする洗浄方法です。
料金も通常のクリーニングに比べて安価ですので、コスパから言ってもお勧めのクリーニングです。

 四季の中で、この冬から春にかけては体調不良になるリスクが高くなる時期でございます。
特に当店は、立地上人ごみを避けることが出来ないお客様がたくさんいらっしゃりご心配をされているかと思います。
 私たちクリーニング業は公衆衛生を担う立場として、これからもお客様の安心安全について日々考えて参りたいと思っております。
 
 どうか皆様のご理解を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます




只今、YouTubeでも「クリーニングで新型コロナウィルスの消毒はできるのか?」を配信中!
      https://www.youtube.com/watch?v=XvdvwtyvNhk&t=55s

又は、「クリーニングの野崎店長」で検索



2020年3月5日木曜日

えっ!ドライクリーニングの闇?


皆さんは、クリーニングって言うと何を連想されますか?
あの薬品ぽい石油のような「ドライクリーニング」を思い浮かべるのではないでしょうか?

有機溶剤を使用して水に濡らさない「乾式洗浄」をドライクリーニング、反対に水に濡らして洗う「湿式洗浄」を水洗い若しくはウェットクリーニングという訳です。

ちょっと実験をしてみました!

左の瓶に石油系のドライ溶剤、右の瓶に普通の水の瓶を用意して、折り鶴を入れてシャカシャカしました。つまり洗うわけです。

ドライ溶剤の折り鶴は原型をしっかりととどめていますが、水の方は全くとどめていませんね!






実はこの石油系ドライクリーニングは、110年以上前に偶然に発見された洗浄方法で、型を崩さず縮みも起こさない画期的な洗浄方法なのです。

むか~しは洗濯というと水で洗うのが当たり前だった訳ですが、羊毛素材の洋服が段々と普及してきた当時は水で洗うことが出来なかったので洗わなかったんだそうです。こういった水で洗う事が難しい衣料のことを「難洗衣料」というのですが、これを洗うのを可能にしたのがこのドライクリーニングなのです!

それでは、もう一つ実験結果をお見せします。
コットン50%ポリエステル50%の試験布を4枚準備し、ここに油の汚れ代表のラー油と汗等の水性の汚れ代表のお醤油を付けてシャカシャカしてみました。


左のドライ溶剤の方はラー油の油汚れはスッキリ落ちていますが、醤油の水性の汚れは落ちませんでした。反対に右の水の方は、醤油はスッキリ落ちましたがラー油は全く落とせませんでした。




実は、私たちが着ている服の大半の汚れは水性の汗なのです!

えっ、じゃあドライクリーニングは汗が落ちないの?!
そうなんです。実はドライクリーニングは汗には全く対応出来ないのです。

例えばビジネススーツをちゃんとクリーニングしているのに、何だかズボンの太ももの前辺りがすぐにモタモタしてきたり、不意に降り出した雨に当たったら何だか不思議な臭いがするなんて経験がないでしょうか?
きちんと手入れしているシルク製品で、シーズン明けにクローゼットから出したら脇や首回りが何だか黄ばんでいるなぁなんてことありませんか?
それが、ドライクリーニングで落ちなかった汗分のいたずらなのです。

ではどうるればいいの?
その続きは、次回ご紹介いたしますね!
この内容の動画を、You Tubeの「クリーニングの野崎店長」で詳しくご説明しております。よろしかったら、ご覧ください!

https://www.youtube.com/channel/UCYZrl69HTMzl9Baj6AnKEBw
 


2017年2月27日月曜日

ドライクリーニングの欠点-その1-

クリーニングと言ったら、皆さんは何を連想されますか?
真っ先に、あの石油のにおいがするドライクリーニングを思い浮かべるのではないでしょうか!

ドライクリーニングの歴史ってものすごく古く、100年以上の歴史があって、ヨーロッパで偶然この世に産まれた完成度の高い洗浄方法なんですよ!

ウールやシルク等の水洗いが難しい衣料品をザブザブ洗っても縮んだり型崩れしない、正に神っていると思いませんか?

写真は、折り鶴を水とドライ溶剤が入ったそれぞれのガラス容器に入れて、思いっきりシャカシャカして出したものです。







左が水で全く原型をとどめていませんが、右のドライ溶剤の方は全く壊れていません。スゴいでしょう~♪

ナフサを原料としたこのドライ溶剤は、時代とともにそれに使用するソープの質も向上してきました。

なのですが、実はドライクリーニングには重大な欠点があるのです!

それは・・・・
また、次回のおたのしみ!

2016年3月13日日曜日

改めて、皆さんはフェアトレードをご存知ですか?

皆さんは、フェアトレードをご存知ですか?

ちょっと長文になりますが、ぜひお付き合いください!

コーヒーや紅茶、バナナやチョコレート。日常を彩るたくさんの食べ物が世界の国々から私たちのもとに届けられてきます。
日本では途上国で生産された日用品や食料品が、驚くほど安い価格で販売されていることがあります。一方生産国ではその安さを生み出すため、正当な対価が生産者に支払われなかったり、生産性を上げるために必要以上の農薬が使用され環境が破壊されたりする事態が起こっています。
生産者が美味しくて品質の良いものを作り続けていくためには、生産者の労働環境や生活水準が保証され、また自然環境にもやさしい配慮がなされる持続可能な取引のサイクルを作っていくことが重要です。

フェアトレードとは直訳すると「公平な貿易」。つまり、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」をいい、ヨーロッパを中心に1960年代から広まりました。

日本では、「わかちあいプロジェクト」の設立者、松木傑氏(元ルーテル教会牧師)が、当時ドイツで進められていたフェアトレード認証「トランスフェア」の仕組みを学び、フェアトレードを普及させるため日本に持ち帰って始まりました。 

1997年、世界各国にあるフェアトレードラベル運動組織が1つにまとまり、「国際フェアトレードラベル機構」という国際ネットワーク組織が設立されました。
そして2004年2月、フェアトレード基準の世界での統一化にともない、日本国内におけるフェアトレード承認事業等を行うNPO法人「フェアトレード・ラベル・ジャパン」が設立されました。
国際フェアトレード認証は、製品(原料)が以下の国際フェアトレード基準に従い認証を受けている事を保証しています。
1.生産者への適正な価格と長期的な取引
2.生産者の社会的・経済的な発展
3.生産物の品質と技術の向上
4.生産者の労働環境と労働条件
5.生産地の環境保全
フェアトレードラベルは、人が手を挙げている図柄です。 これは、途上国で日々、前向きに取り組む生産者の人たちの決意と、フェアトレードを求める世界中の消費者の熱望とが繋がり、前進していくポジティブな姿を表しています。未来への可能性を青空で、そして成長や広がりを緑で表現しています。



それでは今回はチョコレートを例に、どうしてフェアトレードが必要なのかをお話ししましょう。



チョコレートの原料といえば、ご存知カカオ豆。

カカオは、カカオベルトと言われる赤道を中心に北緯南緯20度の地帯にしか育たないと言われています。(最近、小笠原諸島の母島で国産のカカオが量産化できそうだと話題になっていますが。)



その中を見ると大半が発展途上国で、カカオ豆の生産量の第一位がコートジボワールで、二位がガーナ、三位がインドネシアといった感じで、貧困国が上位の生産国なのです。

実はカカオは、コーヒーのような大きな農園で量産することが出来ないのです。

カカオの木は大きくなるまでは他の木の陰で生育する陰樹なので、コーヒーのように広大な面積の農地で一挙に栽培することが出来ないのです。

そしてカカオ農家はカカオの実をそのまま出荷するのではなく、収穫した実を一つ一つ手作業で割って中の豆を取り出して、それを発酵させてしっかりと乾燥させるまでを行います。
実はとてもコスト高で、大変な人手間もかかるわけです。




このカカオの価格は、大半がロンドンの商品先物市場の国際相場で決められ、とても不安定でカカオの価格が下落すると、西アフリカの農民にしわ寄せがいくのです

そうした不安定な収益のカカオ農場の維持のために、コートジボワールの大半の農場では写真のように児童を従事させているのです

子供たちは学校にも行けず、時には大きな刃物を扱うなどの危険な仕事を強いられているのです。

実は大農場でたくさんカカオ豆を収穫して、工場で原料に加工をしているわけではないのです。

しかも生産者は、先進国の相場に翻弄されて貧困から抜け出せない状態で、しかも児童労働が現実に行われているのです。

国際フェアトレードラベル機構は、こうした生産地の現状を是正するための基準を作り、生産者に資金を提供するのではなく自立を促す運動を展開しているのです。

生産地のことを考えると、そもそも100円代で板チョコはとても買えないのです!


私たちが一口食べた時のちょっとした幸せを、生産者全ての方と共有できたらどんなに素晴らしいことでしょうか!


3月20日、杉並区立桃井原っぱ公園で「西荻ラバーズフェス」が開催されます。

クリーニング ビギンは、「フェアトレードのオリーブオイルを使った手作り石鹸」のワークショップを行っております。
参加費1500円で、収益の全てを4、5月に行う難民キャンプへの古着支援の輸送料に充てさせていただきます。

また数に限りがございますが、ブースにお立ち寄りくださった方にフェアトレードのマテ茶とチョコレートをほんのちょっとですが、差し上げておりますのでどうぞお気軽においでください!

少しでもたくさんの方々に、フェアトレードを知っていただけたらとってもうれしいな!

http://nishiogi-lovers.com












2015年12月3日木曜日

シェアクリーンはじめます!

クリーニングのノザキ店長です!
いよいよ当店ではじめました、シェアクリーンのご案内です。

クリーニングセンターノザキとCleaning Beginでは、本日よりシェアクリーン=洗濯代行サービスを皆様にご案内させていただいております☆
アメリカからやってきた洗濯代行サービス、シェアクリーン。
家事のなかでももっとも手間と時間を費やす毎日のお洗濯。
そして地球環境にも、実は多大な影響を与えているのが洗濯なのです。シェアクリーンは、エコロジカルな一歩を踏み出すサービスです。
各ご家庭の毎日のお洗濯を一か所で扱うことで、家事から解放されエネルギーや大量の排水処理等、環境負荷も軽減していきます。
ご利用方法は簡単♪ まず専用のバッグを購入いただき、それにお洗濯ものを詰めるだけ!
お持ち込みは1800円から、集配での受付は2200円からとなっております。
※利用できる衣類については詳細をご説明させていただいております。

もう洗濯をご家庭でやる時代は終わりました♪
どうぞご利用ください!

2014年9月11日木曜日

おさがりプロジェクトをご存知ですか?

こんにちは!
ノザキサービスコーポレーションスタッフです♪

当店で行っている『おさがりプロジェクト』をご存知ですか?
大事に着ていたお子様の衣類を、
次に来てくれる方に渡していく、
衣類のバトンです。

大事に着ていた一張羅を、当店でお預かりし、
無償でクリーニング、次のご希望の方へ
お渡ししています。

こちらは、3歳〜5歳向けのハッピ♪
今週末の春日様のお祭りにいかがですか?

電話代表;03−3247−8556





お気軽にご連絡ください〜。


※当店クリーニングセンターノザキもしくはCleaningBeginの会員様限定になります