2016年3月13日日曜日

改めて、皆さんはフェアトレードをご存知ですか?

皆さんは、フェアトレードをご存知ですか?

ちょっと長文になりますが、ぜひお付き合いください!

コーヒーや紅茶、バナナやチョコレート。日常を彩るたくさんの食べ物が世界の国々から私たちのもとに届けられてきます。
日本では途上国で生産された日用品や食料品が、驚くほど安い価格で販売されていることがあります。一方生産国ではその安さを生み出すため、正当な対価が生産者に支払われなかったり、生産性を上げるために必要以上の農薬が使用され環境が破壊されたりする事態が起こっています。
生産者が美味しくて品質の良いものを作り続けていくためには、生産者の労働環境や生活水準が保証され、また自然環境にもやさしい配慮がなされる持続可能な取引のサイクルを作っていくことが重要です。

フェアトレードとは直訳すると「公平な貿易」。つまり、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」をいい、ヨーロッパを中心に1960年代から広まりました。

日本では、「わかちあいプロジェクト」の設立者、松木傑氏(元ルーテル教会牧師)が、当時ドイツで進められていたフェアトレード認証「トランスフェア」の仕組みを学び、フェアトレードを普及させるため日本に持ち帰って始まりました。 

1997年、世界各国にあるフェアトレードラベル運動組織が1つにまとまり、「国際フェアトレードラベル機構」という国際ネットワーク組織が設立されました。
そして2004年2月、フェアトレード基準の世界での統一化にともない、日本国内におけるフェアトレード承認事業等を行うNPO法人「フェアトレード・ラベル・ジャパン」が設立されました。
国際フェアトレード認証は、製品(原料)が以下の国際フェアトレード基準に従い認証を受けている事を保証しています。
1.生産者への適正な価格と長期的な取引
2.生産者の社会的・経済的な発展
3.生産物の品質と技術の向上
4.生産者の労働環境と労働条件
5.生産地の環境保全
フェアトレードラベルは、人が手を挙げている図柄です。 これは、途上国で日々、前向きに取り組む生産者の人たちの決意と、フェアトレードを求める世界中の消費者の熱望とが繋がり、前進していくポジティブな姿を表しています。未来への可能性を青空で、そして成長や広がりを緑で表現しています。



それでは今回はチョコレートを例に、どうしてフェアトレードが必要なのかをお話ししましょう。



チョコレートの原料といえば、ご存知カカオ豆。

カカオは、カカオベルトと言われる赤道を中心に北緯南緯20度の地帯にしか育たないと言われています。(最近、小笠原諸島の母島で国産のカカオが量産化できそうだと話題になっていますが。)



その中を見ると大半が発展途上国で、カカオ豆の生産量の第一位がコートジボワールで、二位がガーナ、三位がインドネシアといった感じで、貧困国が上位の生産国なのです。

実はカカオは、コーヒーのような大きな農園で量産することが出来ないのです。

カカオの木は大きくなるまでは他の木の陰で生育する陰樹なので、コーヒーのように広大な面積の農地で一挙に栽培することが出来ないのです。

そしてカカオ農家はカカオの実をそのまま出荷するのではなく、収穫した実を一つ一つ手作業で割って中の豆を取り出して、それを発酵させてしっかりと乾燥させるまでを行います。
実はとてもコスト高で、大変な人手間もかかるわけです。




このカカオの価格は、大半がロンドンの商品先物市場の国際相場で決められ、とても不安定でカカオの価格が下落すると、西アフリカの農民にしわ寄せがいくのです

そうした不安定な収益のカカオ農場の維持のために、コートジボワールの大半の農場では写真のように児童を従事させているのです

子供たちは学校にも行けず、時には大きな刃物を扱うなどの危険な仕事を強いられているのです。

実は大農場でたくさんカカオ豆を収穫して、工場で原料に加工をしているわけではないのです。

しかも生産者は、先進国の相場に翻弄されて貧困から抜け出せない状態で、しかも児童労働が現実に行われているのです。

国際フェアトレードラベル機構は、こうした生産地の現状を是正するための基準を作り、生産者に資金を提供するのではなく自立を促す運動を展開しているのです。

生産地のことを考えると、そもそも100円代で板チョコはとても買えないのです!


私たちが一口食べた時のちょっとした幸せを、生産者全ての方と共有できたらどんなに素晴らしいことでしょうか!


3月20日、杉並区立桃井原っぱ公園で「西荻ラバーズフェス」が開催されます。

クリーニング ビギンは、「フェアトレードのオリーブオイルを使った手作り石鹸」のワークショップを行っております。
参加費1500円で、収益の全てを4、5月に行う難民キャンプへの古着支援の輸送料に充てさせていただきます。

また数に限りがございますが、ブースにお立ち寄りくださった方にフェアトレードのマテ茶とチョコレートをほんのちょっとですが、差し上げておりますのでどうぞお気軽においでください!

少しでもたくさんの方々に、フェアトレードを知っていただけたらとってもうれしいな!

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1 件のコメント:

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